2012年11月12日月曜日

携帯端末のフィルタリングの重要性


 近年は高機能ケータイ電話やスマートフォンの出現で従来どおりの音声通話やメール以外にこれまではパソコンで主流だったSNS(ソーシャルネットワークサービス)や出会い系サイトなどの交流サイトもスマートフォンで利用でき、
知人友人だけに限らず、見知らぬ人とのコミュニケーションも今まで以上に気軽に簡単に出来るようになりました。



 しかし好奇心旺盛で危機意識の少ない未成年者(特に小中学生)が、ケータイ電話やスマートフォンを何の制限もなしに使用する事に対する危険性が問題視されています。
警察庁の調査によると、児童に関する交流サイト事件の容疑者の88%が「わいせつ目的」だという事です。

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「親の注意なし」6割=交流サイト事件の児童-容疑者88%、わいせつ目的

 見知らぬ人と交流できるコミュニティーサイトを通じて児童が犯罪に遭った事件を警察庁が調べたところ、容疑者側の動機の88%がわいせつ目的だった一方、被害児童の多くは「遊ぶため」「優しい人だから」といった理由で会っていたことが分かった。児童の94%は有害サイトの閲覧制限サービス「フィルタリング」に未加入で、63%は親から注意を受けていなかったことも 判明した。
 児童や親の無防備が目立っており、同庁は「引き続き注意を呼び掛けたい」としている。

 調査は、出会い系サイトを除く交流サイトをきっかけに起き、1~6月に摘発された599事件を対象に行われた。
 容疑者が供述した動機は「性交」74%、「わいせつ画像収集」14%だった。サイトで被害児童と知り合ってから犯行に及ぶまでの日数は、34%が1週間以内で、「当日か翌日」も13%あった。(2012/11/06-05:24)

時事通信より引用http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012110600063
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 事件から子供を守るには、保護者である親がケータイ電話やスマートフォンに対する知識を深めると共に、フィルタリングの効果的な使用法や重要性を理解する必要があると思います。

 サイパトスタッフの個人的な意見としましては、音声通話とショートメッセージ機能のみに制限された端末が一番安全ではないでしょうか?