2012年2月13日月曜日

改造PSPと複製ゲームソフト



和歌山県の方が違法な改造PSP(PlayStationPortable)を出品しているオークションサイトを発見しました。 ※PSPの他にも、PS3・Wii・DS・XBOXなどすべてのゲーム機に対して違法な改造手段があるようです。


改造PSPとは、PSPのゲーム機本体にCFW(CustomFirmWare)を導入する事で、自作ソフトを動作させるというものです。FWとは電子機器本体を動かすOS(基本ソフト)のような物であり、公式FWをハッキングして改造し作られたものがCFWとなります。


CFW導入により出来る事
ゲームをメモリースティックから起動させる事でローディング時間を大幅に短縮し、消費電力も節約する事が出来る。
UMDのゲームデータを吸出し、メモリースティックに保存する事が出来る。インターネット上のゲームサイトや共有ファイルからゲームデータをダウンロードし、メモリースティックに保存する事が出来る。
エミュレーター(他のシステムを再現させるプログラム)を使用する事で、他のゲーム機のゲームがプレイ出来る。

CFW導入によるデメリット
公式サポートが受けられなくなる。
ゲーム機が故障する場合がある。
CFWをインストールしたPSPの販売は違法。


PSPにCFW導入を代行する商売もでてきているようです。代行業を行った者の中からは、不正競争防止法違反著作権法違反商標法違反などの容疑で逮捕者もでています。ですが、検索してみるとオークションサイト等から安易に導入代行業はヒットします。
そして違法複製ゲームソフトも、ダウンロードサイトや共有ファイルより簡単に無料ダウンロードが出来てしまいます。ほぼすべてのゲームソフトが違法複製されております。


2010年1月1日著作権法改正により規制が厳しくなりました。著作権者に許可を得ないで、インターネット上に無断で音楽や動画をアップロードする事も、それをダウンロードする行為も違法(著作権侵害)になります。
違法複製ゲームソフトのダウンロードによる被害総額は数千億円ともいわれており、多大な損害を被っています。対策としてメーカー側も技術開発・セキュリティーの強化を講じているものの、そのたびに回避される為いたちごっこ状態です。簡単に複製を作れてしまう現状では、法律によってクリエーターを守る事は必要不可欠な措置でしょう。


ゲームもそうですが、音楽や映画を非正規にダウンロードする事は、その市場に大きな損害を与えます。エンターテイメント産業の発展・向上の為にも、正規のルートを利用するようにしましょう!!!